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熊本大震災2ヶ月後の調査結果から、被災後の乳幼児と保護者の身体的・心理的反応およびそれらへの関連要因を明らかにすることを目的に、A町内の全保育園・認定こども園に在籍する子ども720名と保護者に自記式質問紙調査を実施した。有効回答647件を解析した結果、何らかの身体的・心理的症状が見られたのは、3歳未満では216名中100名（46.3%）で、「過敏」「不眠」「暗闇や特定の場所への恐怖が多く、3歳以上では431名中253名（58.7%）で、「暗闇や特定の場所への恐怖」「分離不安」「過敏」、保護者では647名中330名（51.0%）で「不安」「易怒性」「過敏」が多かった。現在寝泊まりしている場所が「自宅外」である場合、保護者に「症状あり」が多く、子どもの症状が多いほど保護者の症状も多かった。